日本各地を旅し続ける編集者の藤本智士さん。「旅」や「地方」がキーワードとなる書籍を数々編集するほか、「地域編集」という言葉を掲げ、少子高齢化が日本一進む秋田県など、様々な地域で、地元の人たちと一緒に街の未来を形づくるお手伝いをされています。そこで重要な「編集のチカラ」とは何なのか? をお聞きしつつ、「東彼杵は、ここ最近出会った街でもっとも魅力的だった」と語る藤本さんとともに、より豊かな街の未来を想像する会にしたいと思います。(リンクは藤本さんが当時、東彼杵に来てくださった時に綴ってくださったnoteリンクです)
藤本さんとお会いしたのは、偶然だったのか、必然だったのか。きっかけは、いとなみ研究室ローカルしらべにも出演くださった小仙さんが今年の7月頃だったか空港から今回のトーク講師である藤本さんを、同じくローカルしらべに出演くださった中尾大樹さんの運営する佐世保REPORTにてトークイベント
が開催予定だったので送迎の道中。
小仙さんから藤本さんを東彼杵へ連れて来てくださるとご連絡いただいたが、その日はあいにく大学の講義が入ってしまっておりタイミング的に難しいかとのやり取りをし、講義が終わり帰路につこうとしたタイミングにまさかのあれ!?あれは、小仙さんの車では!?とすれ違うという偶然。そこから佐世保のcafe mellowにて小話をとなり、聞き上手な藤本さんのお話しに気づけば2時間ほどが経っていた。もちろんその日の夜は、REPORTのトークイベントへ参加したのでした。
ここからが更なる、偶然なのか、必然なのか。
6月頃に、sorrisorisoにて開催して、「聞いて、書くという冒険」の先導役を務めてくれた中川晃輔さんから日本仕事百貨のトークイベントを東京清澄白河のリトルトーキョーにて開催するが学び仲間としてオファーをいただく。タイトルは第11回「ローカル×ローカル」属人性の先って何ですか?企画された伊集院一徹さんとはまだお会いしたことはないが、その時はタイトルだけ聞いて、中川晃輔さんからのお話であればということと、ここ最近、気になっている「属人性」というキーワードに惹かれ即答させてもらった。中川さんはこの日、一緒に東京にいく予定だったが、残念ながらリモートにて参加。下の写真はその時のトーク中の写真ですw
中川さんからオファーをもらっていた時には、藤本さんが先輩ゲストとして学ばせてもらうことは知らず。そうなんです、先述した7月の出会いの前に実は、6月にもらっていたトークイベントですでにお会いすることが決まっていたということを後から知るという状況。お会いした後にフライヤーを見て、びっくり!藤本さんもびっくり!お互いにあまりの驚きにメッセージさせてもらったことを鮮明に覚えています。そのフライヤーが下のフライヤー。もうこれは絶対的に何かご縁があるのだろうと。
トークの終了後、私が、企画された方々へお送りした文章です。
『 意図せず長渕節が効いてくるので根本的に考え直したいと思います笑
佐世保に藤本さんが来られた時のトークでも感じていたことを昨日はもうすこしお聞きできたり、自分の中で悶々としている部分が紐とけそうな気もしますし、曖昧な気もしますが、それこそコントロールできないものですし、する必要がないのかと藤本さんの思考から学ばせていただけたと思います。なんだかわかりませんが使命感や荷物を勝手に背負い込んでいたのかもとも思いました。
やりたいことをやりたいように、心が赴くままに、スーンとしつつやっていきたいと思います。
この機会に、この場面に、東彼杵というほぼ無名な地域からご一緒させていただけたのも、きっとここにいらっしゃるみなさんの引き寄せる何かに混ぜていただけたのだと思います。』と。
このトークでも、藤本さんはじめ、一徹さんや中川晃輔さんのおかげで、自分の悶々としたものを紐解いてもらいましたが、くじらの髭というWEB編集サイトを運営しつつも編集経験のない私たちにとっては、「地域編集」っていったいなんだろう?とあらためて思う中で、これは、東彼杵でもいつかトークイベントをできたらなぁ〜と思っていたら、なんと、藤本さんが今度は、東彼杵をもうすこししっかり見たいとメッセージをいただきこのトークイベントの開催となりました〜
「編集」というのは、さまざまなことに言えることなのだと藤本さんとお会いして再認識しました。きっとこのお話は、あらゆる「ひと、こと、もの」に通ずるものだと思います。皆様のお越しを心からお待ちしております。