和紙でつくる、わたしのお気に入り。「折り」のワークショップを開催します。

イベントレポート

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  • ORITO 品田 美里

    ORITO 品田 美里

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当日の様子フォトギャラリー

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。


紙を折る。光にかざす。心のなかにも、灯りがともる。

紙を折る人、「折人 -ORITO-」。北海道・札幌にアトリエを構える品田美里さんが、東彼杵町にやってきます。そこで9/22-23の2日間、ワークショップをひらくことになりました。

3つの会場、それぞれでつくれるものが違うので、ひとつずつご紹介します。

まずは9/22(木)のお昼。sorrisorisoにて、イヤリング/ピアスやオーナメントをつくります。

雪の結晶や花、星など、角度によってさまざまな表情を見せるこの形。小さな紙を何枚も折り、組み合わせてつくるそうです。

細かな作業に自信がない方、アクセサリーをあまり身につけない方は、少し大きめの紙を使ってオーナメントをつくることもできます。紙の種類によっても色や質感が異なるので、実際に素材を見て、触れてみてから、自分好みの作品をつくってください。

同日9/22(木)の夜につくるのは、ランプです。会場はuminoわ。

雪の結晶のような折りと、四角いキューブ状の折りの2種類から選ぶことができます。

内側から光が当たることで、紙のもつ表情がより一層際立ちます。

大きさは手のひらサイズ。スイッチで2段階の明るさ調整と、炎のように不均一な“ゆらめきモード”の切り替えもできるすぐれものです。

当日は、ワークショップ参加者限定のuminoわの夜メニューも。スイーツやドリンクとともに、完成したランプを灯しながら、ゆったり過ごしていただける時間になると思います。

翌9/23(金・祝)は、さいとう宿場で栞を折ります。

本を買ったときに挟まっている“スリップ”や、カバーを挟み込んで栞にしている人、いませんか?

あえて買う機会はなかなかないけれど、使ううちに本への愛着も高めてくれる栞。自分で折ったら、なおさら大切に使い続けたくなるはずです。読書のはじめと終わりに、さっと光にかざしてみると、いいルーティーンになりそう。

30分ほどで簡単につくれる折りのため、この日は10:30-16:30のあいだ、予約不要でふらっと参加していただけます。

3回すべてに参加して、コンプリートするのもいいですね。この記事の末尾に情報をまとめていますので、参加される方は、ぜひそちらをご覧ください。

「折り」と「素材」のこと

パッと聞いた印象として、「折り紙」をイメージする方が多いと思います。ただ、品田さんにとっての制作は、折り紙とは異なるそう。
 
図面を描くことなく、自然や素材から受けたインスピレーションのままに、手を動かしていく。折って、重ねて、眺めて、折って…。繰り返しのなかから、あるべき形が立ち現れてくる。

そんなふうに生まれるからか、ORITOの作品はどれも、人の手仕事でありながら、自然界の造形にどこか似ているような気がします。身近な草木や天体ショーにハッとする、あの感覚に近いものを感じます。

素材は和紙です。軽くて丈夫。繊細そうな見た目に反し、水にも強い和紙を折ることで、品田さんはさまざまな形を生み出します。

全国各地で展示やワークショップをしている品田さん。和紙に触れる機会を増やしたい、それを通じて和紙産業を守り継いでいきたいという想いから、その土地でつくられた和紙を制作に取り入れ、広めていく活動もはじめています。

9月13日 ORITO 品田さんと鍋野和紙体験へ

今回のワークショップでは、佐賀・嬉野の塩田町でつくられている「鍋野和紙」を使用します。品田さん自身、九州の和紙産地を訪ねる機会はなかったということで、これをきっかけにどんな化学反応が起きるのか、楽しみです。

まずは何より、お気軽にご参加ください。一緒に「折り」の世界を体験しましょう。

9/18追記
22日お昼のワークショップでつくれるものが増えました!木枠のオーナメントです。

木枠のオーナメント

木枠はもともと、木箱をつくる際に廃棄されていたモミや桐の端材。波佐見町の木箱メーカー「工芸イワナガ」さんの技術で再活用し、新たに命を吹き込んでいただきました。
繊細な和紙に木枠が組み合わさると、また雰囲気が変わるのがおもしろいです。伝統工芸品のような佇まいのオーナメント、ぜひつくってみてください。

鍋野手漉和紙保存会のみなさんと

予約はこちら、くじらの髭サイトより

①アクセサリーや木枠のオーナメントをつくろう
9/22(木)13:30-15:30
会場:sorrisoriso
参加費:1つ3,500円(以下、いずれも材料費込み)
*両耳用につくる場合は、6,000円。デザイン違いで2つつくる場合は7,000円がかかります。
木枠のオーナメントも同様に、3,500円となります。
定員:8名

②ランプをつくろう
9/22(木)19:00-21:00
会場:uminoわ
参加費:10,000円(1drink 1deseat付き)
定員:8名

③栞をつくろう
9/23(金・祝)10:30-16:30(制作時間は30分程度)
会場:さいとう宿場
参加費:2,000円(1drink付き)
定員:なし(予約不要でふらっと参加いただけます。ただし、会場のキャパシティは4名程度ですので、お待ちいただく可能性もあります)

と き
ところ
sorrisoriso/uminoわ/さいとう宿場

長崎県東彼杵郡東彼杵町瀬戸郷1303-1Google Map

料 金

sorrisoriso:アクセサリーやオーナメントをつくろう 3,500円(税込)
uminoわ:ランプをつくろう 10,000円(税込)
さいとう宿場:栞をつくろう 2,000円(税込)

申し込み時に、各会場・ワークショップ名をご指定ください。
各ワークショップの詳細と定員、料金や詳細については上記文中の①〜③をご確認ください。

このイベントは終了しました

講師

  • 品田美里(ORITO)
    品田美里

    紙を折る人|品田美里 ORITO、折りとデザイン主宰 照明シェードやアクセサリー、アート作品を制作 和紙のプロダクトデザイン、空間装飾やイベント企画を行う 2022年「折りとデザイン」を立ち上げ、和紙産地取材、和紙を使う用途を広めるべく全国でworkshopを開催し、教育や医療の現場で和紙が活用される社会づくりを目指している