東そのぎの熱い夏 400年の伝統が全国をめぐる花火の旅
今年で3回目を迎えるという「めぐるつついはなび」
昨今の情勢により外出する機会が減り、おうち時間を楽しむことが多くなった事から花火の「花」を楽しんでいただきたいという想いではじまったこの巡回店。南から全国5ヶ所 熱い夏を追いかけて筒井時正玩具花火製造所の色とりどりの花火が日本列島を縦断する。
そして今年は私たちの町 東そのぎにもやってきます!
これから始まる今年の夏。伝統の花をご家族、友人たちと共に”わいわい”と時には”しっとり”と咲かせてみませんか。
筒井時正玩具花火製造所
福岡県みやま市で国産の花火を約90年にわたり製造している「筒井時正玩具花火製造所」
当時 福岡県八女市にあった国内唯一の線香花火製造所が1999年に廃業。日本の線香花火の歴史は消えかかっていた。しかし3代目筒井良太さんが線香花火の製造技術継承を願い修行し、廃業と同時に全てを引き継ぎました。
現在では福岡県みやま市にてその伝統の光を守り続けている。
国内唯一 藁スボでできた線香花火を製造しています。その歴史は古く 江戸時代、香炉に立てて遊んでいる姿がお線香に似ているところから”線香花火”と言われるようになり、米どころ関西で生まれたことから”西の線香花火”とも言われる。また関東では紙漉き業が盛んだったことから、火薬を紙で包んだ紙撚りの線香花火が生まれた。
今では材料の藁もコンバインでの刈り取りが多く、ちょうどいい長さの藁が仕入れられない。そのため新規就農し自社で米作りから藁を作っている。定期的に行われるスボづくりワークショップでは田植えから、稲刈り、スボ抜きから火薬付まで一通りを一年通して体験することができる。
くじら花火もあるよ!!
今回のポップアップでは 線香花火の他にも、チタニウムやマグナリウムなど金属の配合によって色や吹き出し方が違う”金属花火”。吹き出し花火、当店「くじらの髭」にもぴったりな”吹き上げる鯨花火”なるものまで、色とりどりの花火が並ぶ。
子供はもちろん、大人も家族みんなで楽しめる花火が揃う。
”えかきはなび”のワークショップも随時開催予定
好きな絵を描いてオリジナル花火を作ろう!!
私たちが住む長崎県ではお盆のお墓参りの際、花火を持ち込む風習があったり。兄弟と花火を持って走り回っていた思い出が蘇る…久しぶりに今年の夏は童心に戻ってみよう。
近年花火遊びができる場所が激減し、都会では3割の子供が一度も花火遊びをしたことがないという統計があるという。安全にそして楽しく日本の花火に親しんでもらいたいと願う筒井さんたちの思いと共に「筒井時正玩具花火製造所」の花火はめぐる。