日本のあこや真珠は長崎から!?
そう教えてくださったのは、今回のプロジェクトディレクターである大地千登勢さん( ChiChi Chitose Ohchi )です。
東彼杵にその昔、天女の逸話がありまして。実は長崎そして、東彼杵には、真珠の歴史や文化が眠っていると。
2枚目写真の向かって左側は千綿の里郷にある串島の鼻という半島にて真珠養殖を生業とする松田さん。今もなお、この千綿で真珠の養殖を生業とし紡いでくださっていらっしゃいます。
Sorrisorisoがはじまって1年目の2016年の頃からの写真も含んでおりまして、見返していくと約3年前から東彼杵へ通い続けてくださっておりもう3年も経つのかと見返しておりましたが、この期間をご一緒させていただきあちらこちらと巡らせていただき、長崎の文化や歴史を辿り、私たちが知るすべもなかった長崎街道やオランダとの繋がりや物語や記憶を紡ぎ、ここ大村湾、琴の海からやっと今秋、長崎から伝わる日本のあこや真珠のことをお伝えいただける運びとなりました。
知られざる日本古事記にも記載されていた景行天皇が名付けた彼杵郡の由来である「具足玉国(そないだまのくに)」とは。 ChiChi Chitose Ohchi のオープニングレクチャーにて解き明かしてくださいます。
先日は、ミドリブ MB ぐるりぐるり設計室さんと共に、会場の展示準備の打ち合わせも行い、大地さん自ら梯子に登る勇ましいお姿も。
これは是非、感じていただきたいです。
オープニングレクチャー
日本には四季があるためあこや真珠の輝きは増し、その真珠は世界中でも美しいと言われている。その美しさは海がもたらす偶然の美。それは海と人間の丁寧な仕事が生み出す奇跡の命。命は一つ一つがユニークであり、同じ色、形は二つと存在しない。この長崎のあこや真珠でヨーロッパ・日本のアーティストがジュエリーを手がけた。自然環境を守り、太古の昔の物語を伝え、琴の海と長崎の海から生まれたあこや真珠を世界に伝える。
参加アーティスト
伊藤敦子、鎌田治朗、小西潤、ニナ・サジェ、フィリップ・サジェ、ジャンネット・ジャンセン、竹田礼人、太郎、ユーチュン・チェーン、アナリース・プランタイト、エミリー・パラード&ニールズ・ヘイマンス、ピー、ビクシー、嶺脇美貴子、渡部睦子、山岸紗綾