そのぎ茶タイムを、もっとカジュアルに!中里茶農園、中里孝幸さんとセンスのいい真貴子さん

東彼杵町には「いけどき」という方言がある。地元で休憩時間を意味する言葉だが、特に農家は農作業の合間のひと時をとても大切にしている。中里茶農園の中里孝幸さんもそうだ。奥さんの真貴子さんが一緒の時には、カラフルな水出し茶ボトルが用意されて、「いけどき」がおしゃれなティータイムへと変わる。

東彼杵町の農道のポルシェ、スバルサンバートラック

今年4月で結婚して29年目を迎えた2人は実に仲がいい。孝幸さんが真貴子さんを初めて東彼杵町に連れてきた時のこと。「こいが、おいの茶畑」と顔を赤らめて案内されたことを、真貴子さんは鮮明に覚えている。当時はかなりの衝撃だった真貴子さんだが、今では茶畑へそれぞれのスバル・サンバー軽トラックに乗って出勤するまでになった。「農道のポルシェもなかなかよかでしょ(笑)」と農家の嫁がすっかり板についている。

東彼杵町のそのぎ茶をもっと気軽に飲んで欲しい

中里茶農園の「いけどき」は、疲れた身体に水分補給をする重要な時間であるとともに、自分たちのお茶の楽しみ方を探る場でもある。この日、真貴子さんが用意したお茶は、冷たいほうじ茶と新鮮なフルーツの組み合わせ。「ほうじ茶にはリンゴや、クランベリー、イチゴ、ブルーベリーなどのベリー系がよく合います。美味しかですよ」と真貴子さん。

「うんうん、ほうじ茶もよかよね」とゴクゴク飲み干した孝幸さんを見て、真貴子さんはうれしそうに微笑む。ほうじ茶のフルーツティーは、緑茶以外のお茶があまり得意でなかった孝幸さんのために真貴子さんが考案したものだった。作り方は至って簡単。水出し茶ボトルに、ほうじ茶のティーバックと旬のフルーツやドライフルーツを入れて、冷蔵庫で冷やすだけで完成する。夏には冷凍フルーツでもひんやりして美味しい。

そのぎ茶(玉緑茶)も同じように、水出しで手軽に美味しく飲むことができる。真貴子さんのおすすめは、ボトルにそのぎ茶ティーバックとドライフルーツのレモン、さらにはミントの葉を数枚入れる飲み方。「ミントとレモンで味と香り、爽やかさがグンと増して美味しかですよ。好みでシロップを入れてもよかです!」。ほかにも、そのぎ茶と炭酸水の組み合わせも意外に合うので、ぜひお試しをとのことだ。

そのぎ茶は急須を用いて低温で湯量、抽出時間を意識して淹れると確かに美味しい。そして、ティーバッグでも十分美味しく飲むことができる。「お湯でも水でもいいし、そこにフルーツ等をプラスしたりして。自分のスタイルで自由で構わないと思います。自分だけの飲み方を探すのは楽しいですよ。もっと気軽にお茶を飲んでくださいね」と真貴子さん。孝幸さんもうんうん頷いた。

中里茶農園のみせについての詳細は以下のそれぞれの記事をご覧ください。
みせ:山桜の茶畑を持つ、中里茶農園

写真家が気づかせてくれた東彼杵町の価値

桜と茶畑。お茶の町と言えどもこの素敵な組み合わせはそうそうない。赤木集団茶園では下の写真のような海景色をあちらこちらで望めるが、少し入り込むと立派な山桜も咲いている。

「おいどんたちにはただの仕事場やけん。前は何とも思わんかった」と中里茶農園の中里孝幸さん。その価値に気付かされたのは2015年、町のまちづくりプロジェクトで、写真家テラウチマサト氏らと交流してから。観光マップにも掲載され、撮影に来るカメラマンが増えたと孝幸さんはうれしそうに話す。 

西九州一の面積を誇る赤木集団茶園。今年も運よく中里さんの茶畑には山桜が自生していた。 

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中里茶農園のみせについての詳細は以下のそれぞれの記事をご覧ください。
みせ:山桜の茶畑を持つ、中里茶農園

写真:小玉大介
記事:飯塚将次
編集:森 一峻

中里孝幸・真貴子(中里茶農園

中里孝幸・真貴子

中里孝幸 東そのぎ町出身。20歳で就農。中里茶農園の4代目。自分らしさを出して、自分が飲みたいお茶作りを楽しんでやってます。 中里真貴子 中里家に嫁いで29年。日々、楽しんで笑顔になれる事を見つけて過ごしています。

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