東彼杵ひとこともの公社とソニーグループ クリエイティブセンターで地域のサービスデザインWSを開催いたしました。

写真

クリエイティブセンターの研鑽を兼ね、ひとこともの公社のサービスデザインを創出!?

私にとってソニーと言ったら、1979年に発売され、カセットテープ再生機能などが話題になり、音楽文化を変える革新的な製品となった、ウォークマン®︎です。学生時代には通学中にも授業中にもカセットウォークマンにお世話になりました(笑) 常に時代をリードするデザインを追求されており、数多くの方が、そのデザインや機能に魅了されたのではないでしょうか。

今回は、ソニーのデザインを担うクリエイティブセンターの皆さんと、地域の小商いを営むひとこともの公社の関係者の皆さんで「地域のサービスデザイン」のワークショップに取り組みました。

*地域のサービスデザインとは?
地域社会における公共サービスやコミュニティサービスの提供方法や品質を改善するために、デザイン思考の手法を用いて行われるデザインプロセス。地域住民や地域に関係する団体・企業・行政など、多様なステークホルダーが参加する共創的なプロセスであり、具体的な問題解決に向けたアプローチ。

きっかけは、西海みずき信用組合の西信さん。

西信さんは地域振興室に所属し、地域の魅力を再発見するための観光振興事業、地元の農産物や水産物の加工・販売支援、地域のイベントや活性化プロジェクトの支援や地元の中小企業や農家などが抱える経営課題に対応するためのコンサルティングサービスを行っていらっしゃいます。しかしながら、そんな雰囲気はいい意味でも、普段の西信さんからは感じられず、どちらかというと地方にいる同年代のお兄さんという印象で、その西信さんがソニークリエイティブセンターの松島さんを東彼杵町に連れてきてくださったことがきっかけとなり、この企画となりました。

そんな中に、実現した先日のワークショップでは、これまでの地域課題を捻出し解決していくということだけでなく、私たちひとこともの公社としてこだわってきた、地域事業者(小商い)をされている「ひと」をこの町でお手伝いすることで、地域のことも「自分ごと」にしていただくということを目的としました。参加くださった皆様の抱える問題やニーズから地域のアイデアに繋がる取り組みを捻出できないかと松島さんや西信さんと何度も打ち合わせをしプログラムを作成しました。ワークショップでは各地域の事業者とクリエイティブセンターのデザイナーがチームを組んで、それぞれの現在のサービスにおけるターゲットと、顧客体験を確認し、新しいサービスのアイデアを話し合いました。

サービスデザインのアプトプット

2日目の最終日には、徳臣さんや陣内理事長、永尾部長、江口支局長、森議員に向けてチームごとにプレゼンテーションしていただき、事業所にとって今後のより良い意思決定や問題解決につながるものと感じました。私たちも初の取り組みで、これまでの地域ごとを「自分ごと」(ひとことものの創出)にどのようにしたらできるのかということを模索している中でしたので、新たな境地が見えました。また、東彼杵にソニーの皆さんが来てくださり、ソニーの皆さんと一緒にワークショップを行ったことで、この町に新たな視点をもたらすことができたと思います。