インターネットが普及し、膨大な情報で溢れているこの世界。
気になることも、スマホに聞けばすぐ答えてくれる。
でも、だからこそ。
ネットに載っていない情報こそ、今私たちが大切にするべきものなのかもしれない。
今回の事業の立役者、NEXCO西日本九州支社・地域共創担当部長の濱野さんは、こう言いました。
「いろんな地域を見て回る中で、遊び方がよくわからないことってあるじゃないですか。ごはん食べて、メジャーな観光地見て、帰るみたいな。そのことを地域の人に話すと、『私に聞いてくれればよかったのに』って言われたんですよ。『ここ行って、あそこ行ってって、この町にもたくさん楽しいことあるよ』っていう答えが返ってきて」
- 関門ONAIR ♯2「関門ONAIRの仕掛け人、NEXCO西日本の濱野さんを紹介!!」より
デジタルの良さをうまく活用して、町の人たちの声を届けたい。ここでしか聞けない貴重な情報を、誰かに、未来に。そんな想いで今回の取り組みはスタートしました。
町の人しか知らない面白いスポットや情報は、実はメディアに載っていないことばかり。観光パンフレットやウェブサイトだけでは拾いきれない、町の人の「声」にこそ、まちづくりのヒントが隠されているのではないでしょうか。

『声でつなぐ東彼杵町地域資源発掘・配信事業』は、NEXCO西日本との地域共創プロジェクト。これまでさまざまな取り組みで、交通インフラと地域づくりを進めてきました。
第1弾は、住民主体による商品開発。「リヤカー商店街」と題し、町の産業の中心となる「お茶」を使った新メニューを住民みんなで考案、販売しました。第2弾は、産学官連携による町外での情報発信。九州産業大学と連携し、県外でそのぎ茶の魅力をPRするポップアップを開催。
そしてそして、第3弾が今回の取り組みです。
音で旅して、彼杵(そのぎ)を心にノートする、『ソノギノオト』。お茶とくじらの町、長崎県東彼杵からお届けします。

例えば、長年町に住む方に、これまでの町の歩みをお聞きしたり。お店を営む方の想いにフォーカスしたり。「声」は、誰かの手によって記録されなければ、すぐに消えてしまうもの。だからこそ、”確かにそこで発されたものである”という事実を、私たちが残していくべきだと考えました。
昼下がりに、お茶を囲んでのんびりお話しするように。これまで気づかなかった町の魅力や、どの資料にも掲載されていないような歴史に触れることができるかも。将来的には、観光マップと連携させ、音声案内の機能を追加したり、地域の文化を学ぶための教育資材となることを期待しています。
このプロジェクトの前身となるのは、「関門ONAIR」。山口県下関市「壇之浦パーキングエリア」と、福岡県北九州市「めかりパーキングエリア」のリニューアルオープンに合わせて、2021年よりスタートしたデジタル音声メディアです。番組MCは、下関市在住、農家ダンサー・ノッポさん。町の中に潜むディープな魅力を発掘するローカルオブローカルなメディアとして、これまで675回の配信を重ねてきました。(配信はSpotifyにてお聞きいただけます。こちらをクリック)

『ソノギノオト』は、そうした成功事例を走る方々のサポートのもと、東彼杵町役場、東彼杵町観光協会、日々研究所(株)のメンバーで企画運営を進めています。町を練り歩き、風土に触れた後は、プロジェクトのネームやコンセプトを決定したり、収録を依頼するターゲットを話し合ったり。これまで回を重ねることで見えてきた本企画の価値や、実際にMCをするときのコツ、編集のノウハウも教えていただきました。

記念すべき第1回目は、東彼杵町の町長・岡田伊一郎さんをゲストにお迎えしました。町の魅力はもちろん、町長になる前のエピソードや、子供の頃のお話など。(配信はこちらから)
配信は毎週金曜日、15時より。そのぎ茶とともに、ゆったりと聞いてほしいという想いで収録を進めています。彼杵を心にノートする『ソノギノオト』。ぜひお楽しみください。