歴史ある中島川沿いのセレクトショップ「ノボリクダリ」
江戸期には「大川」ともいわれていた中島川。多数の橋が架設されており、このうち、石造2連アーチ橋の眼鏡橋は国の重要文化財に指定されており、桃渓橋と袋橋は長崎市の有形文化財に指定されています。20以上もの橋がかかっており橋のほとんどは、寛永から元禄期に掛けて架設されたそうです。そんな、歴史ある中島川沿いにあらたなセレクトショップがオープンし、くじらの髭のそのぎほうじ茶や東彼杵町で使用されている品評会の茶箱、そしてご紹介した農家さんのお茶も取り揃えてくださってます。
想いを引き継ぐセレクトショップ
セレクトショップ「ノボリクダリ」のオーナーは、平野澄人さん。実は、平野さんとお会いしたきっかけは、リノベーションのご相談から。現在は、ノボリクダリの建つ土地に当時あった建て替わる前の建物で、隣に隣接する岩永金物店の別棟。その建物をどうにかうまく活用し残せないか。そんなお話を平野さんとお話をしつつ、できれば当時から残る建物の想いや風景を残しつつリノベーションをと話していた矢先、構造上どうしても残せない状況となり止むを得ず新設となりました。
創業明治28年。岩永金物店の別棟として
新設とは言えど、その随所に当時の風情を残しつつあらたな拠点が完成したのです。年代不明の溝蓋は時を刻み、いい味が出てます。また、入り口は店舗外観でも昔ながらの造りをモチーフに設計されているため、新設ながらも、蔵のような佇まいに長崎の歴史ある中島川にもすでに馴染んでおり違和感なくまるで当時からあったかのような雰囲気です。
長崎県の選りすぐりの「もの」たち
ノボリクダリでは、長崎県内や近辺の選りすぐりの品がセレクトされてます。くじらの髭のそのぎほうじ茶も勿論のこと、平野オーナー自ら駆け回り、波佐見町の器や有田焼などもセレクトされており、長崎市内で東彼杵町や他市町村のPRをさせていただくことを嬉しく思います。合わせて全国各地のこだわり抜いた品や、カジュアル雑貨も品揃えされており、飽きのこないラインナップで楽しませてもらえるセレクトショップです。
内装は、平野オーナー自ら手がける内装
内装は、平野オーナー自ら手がけ、古材を活用した店舗什器や装飾も楽しみの一つ。訪れた時は、近所の年長者の方も訪れており、和やかに店内を案内してまわる、平野オーナーの姿が印象的でした。また、ノボリクダリオリジナルコーヒーも飲めますのでお買い物だけでなく、ブレイクタイムにも気軽に立ち寄れるセレクトショップです。是非、長崎市でも東彼杵町の味「そのぎ茶」を楽しめるスポットとして訪れて見てください。