Sorrisoriso(東彼杵町)から車で10分の野岳湖の道中にNEWOPEN
私たちも縁のある野岳湖。千綿の保育所に通わせている子供の運動会がこの敷地内にあるロザ・モタ広場で行われたり、消防団の合同放水訓練も開催されたり、はたまた先日は3人乗り自転車に子供を乗せてサイクリングしたりと個人的にも馴染み深く楽しませてもらっている場所だ。敷地約31ヘクタールの広さで、多良岳県立自然公園区域内にある野岳湖は、1661年(寛文元年)捕鯨で財を成したと言われている深澤儀太夫が1年7か月の歳月をかけて完成。周囲3キロの人造湖。くじらの髭の名の由来でもお伝えしておりますが、この深澤儀太夫とは、九州捕鯨の草分けと言われ、捕鯨で財を築き、これを大村藩の財政や社会事業に貢献し、灌漑の便をはかり干ばつから領地を守った功績は、今でも高く評価されています。
Sorrisorisoのメンバーでプレオープンに行ってきました。
Sorrisorisoメンバーで休みを堪能しつつ訪れた冒頭に紹介した野岳湖。そんな湖の畔に、健やかな自然いっぱいの空気を大きく吸い込み、さわやかでゆっくりした時間を過ごせる場所に「サンドヰッチ OSOTOYA」 はありました。迎えてくれたのは店主、佐藤美穂さん。プレオープンに呼んでいただいたのは、よく佐藤さんがSorrisorisoに訪れて来てくだっていたことから。そこからのお付き合いです。CHANOKOがオープンした頃は是非、ご一緒に何かできたらいいですね〜などと話しながらOSOTOYAさんのオープンを楽しみにしていました。(サンドヰッチ OSOTOYAオープンは2021年4月24日土曜日)
OSOTOYAのサンドヰッチとは
見た目にも美しいサンドヰッチこそ、OSOTOYA さんのサンドヰッチ。思わず受けとったらもちろん撮影からはじまりますよね。私たち男性のお腹にもしっかりと優しく満たしてくれます。サンドヰッチのパンは特別に作られているものだそうで、食感と甘さが具材との相性抜群。具材は産地地消な果物や野菜がふんだんに使われていて野菜も摂れて贅沢な一品。こんな自然豊かなロケーションんでこの見た目にもおいしいサンドヰッチが食べれて、美味しいドリンクもいただけて休日はSorrisorisoからのドライブコース間違いなしです。
野菜派、フルーツ派どちらもうれしいサンドヰッチ OSOTOYA
サンドヰッチOSOTOYAをはじめた経緯を佐藤さんに聞いてみました。
佐藤さん 今まであらゆる飲食業に携わり一番最後にスターバックス、駅前酒場肴やの前田さんと出会いました。スターバックスでは自分の接客に対する概念がいい意味で変わり自信に繋がった結果開業を意識するようになりました。コロナ禍で一度は諦めかけた夢でしたがOSOTOYAオープン前から肴やさんの店舗の一角をお借りし販売のバックアップをしていただき、皆様にいち早く、OSOTOYAのサンドイッチを味わっていただくことができました。たくさんの仲間たちや元同僚、上司、家族に後押しをされ今に至ります。
佐藤さんの表情や接客、為人からそれをたくさん感じさせてもらえる。そんな佐藤さんがなぜ、サンドヰッチをはじめようと思ったのか気になって聞いてみました。
佐藤さん 元々はイートインでお皿の上に料理をと考えていたのですが、いまの状況からたくさんの方に食べて頂きたい!と考えていたところ、ワンプレートの料理を全部パンにはさんではどうかなと思い、だいぶわんぱくなサンドイッチができあがりました。大村の新鮮な野菜やくだものの綺麗な色なども目でも楽しんでいただきたく色味にもこだわりながら作っています。サンドイッチの具材は和のものが中心となりどこか懐かしいお母さんのホッとする味を意識して仕上げています。
どうりで店内の雰囲気、佐藤さんやスタッフの皆さんの表情にも愛重なり、サンドヰッチにどことなくなつかしくも、あたらしい感触を得たのはそういう理由だったのかと納得です。そして、なんだかほっこりするネーミング「OSOTOYA」この名前には佐藤さんのこの場所でしか味わえない空気感が表現されていました。
佐藤さん そのままなのですが、、外の四季折々の風景を見ながら自然の中でしか味わえない贅沢な時間を皆さんに体感していただきたいという想いからつけました。サンドイッチはそのお供にという感じです。
暖簾をくぐればそこは、風情のある古民家
暖簾をくぐればさらに雰囲気が増す空間に癒されます。ちなみにこのロゴを担当したのは、ビーハッピー大村やデザイン事務所おかじやを運営する久米真弓さんだそう。さすが久米さん、この場所をやさしく伝えてくれるデザインにほっこりです。サンドイッチのパッケージに施されている江戸的なキャラクターがさらにタイプです。そして、単純に、気になったのはなぜ、この場所を佐藤さんが選んだのか。わたし個人では大変、関係性のある場所ではあったが、一般的な見解から考えると、どちらかというと奥まった辺鄙な場所とも捉えられる。なぜ、この場所を選んだのか聞いてみました。
佐藤さん みなさんによく聞かれます笑 ビルやせわしく行き交う車などが見えない場所はないかと探していたところ野岳という素晴らしい土地をみつけました。日常を忘れくつろげる空間を提供したい。その一心で場所だけは妥協をせず貫き通したこだわりです。
注文を受けた商品を渡すテイクアウトスペースには、籾殻を飛ばす唐箕(とうみ)が設置されていた。唐箕と言えば、私たちのくじらの髭オリジナルでお出ししている唐箕下ほうじの由来でもある。私たちの言う唐箕は抹茶の原料である碾茶の乾燥しきった茶葉を残していく行程のものでこの木製の唐箕からは想像できない現代のものとなっている。この木製の唐箕は米の籾殻を飛ばすもので佐藤さんのおばあちゃんの家にあったものだそうで当時のものだ。カウンター奥がうっすらとボカして撮影してしまったが、まるでおばあちゃんの家にいるかのような錯覚を起こしそうになるぐらい雰囲気に自然と私たちも溶け込んでしまっていたのは間違いない。
SorrisorisoとOSOTOYAでいつかご一緒しましょう
そんな契りを勝手に交わしつつメンバーで記念撮影をして来ました。是非、長崎県を楽しむドライブコースとして長崎県の真ん中、大村・東彼杵を巡ってください。