長崎県下初となる特別賞枠である地域未来賞、九州・沖縄ブロック賞を受賞いたしました。
地方新聞46紙と共同通信が開催されている第11回、地域再生大賞にて昨年50団体にノミネートさせていただき、この度、長崎県下初となる特別賞枠である地域未来賞、九州・沖縄ブロック賞と身に余るほどの賞を、Sorrisoriso 千綿第三瀬戸米倉庫を運営する「一般社団法人東彼杵ひとこともの公社」にて受賞させていただきました。
大変感激しております。心より御礼申し上げます。今回、推薦くださった長崎新聞の東彼杵支局長、六倉さんの記事にもコメントさせていただきましたが、この賞は、これまで当プロジェクトに関わっていただいたみなさま、全員でいただいた賞であり、これから仕組みや新たな取り組みもはじまっていく中、あらゆる方のお力添えをこれまでも、そしてこれからもまたいただくことになると思いますが、その過程の糧にみなさんとともにしていきたいと思っております。みんなでエイエイオーはとてもシュールです。
実は、普通では考えられませんし、形式にこだわるとなかなか、できないことなのかもしれませんが、社団法人設立時から3年という時間をかけ、理事選定を行うということを公言し今日に至りますのでこの3年、形式上は理事が2名(会社法では社団法人は理事2名から設立可能)しかいないという状況でした。昨年末から、ご一緒くださる方には少しずつ話をさせていただき、これまでの長年のプロジェクトへ貢献いただいた皆様に募集させていただき(現在進行形で募集中です。。。)理事候補並びに会員入会をいただいております。そのような経緯もありまして、勝手ながら、みなさまで受賞させていただいたものにさせていただいたことを表したいと思っております。
昨年、2020年はコロナ禍で世の情勢も大変な中、これまでにも増して多くの課題や壁が地域にも突きつけられました。昨年は、年末にも投稿しましたが、あらたな仲間も加わったり、くじらの髭が店舗化し、東彼杵町の同級生、菅野谷亜弥香さんや小玉デザイン制作室・千綿写真室の小玉大介さんもくじらの髭の仲間として活動したり、Sorrisoriso が県のまちづくり景観資産に登録していただいたり、2019年から制作に取り掛かった「くじらの髭」のこのホームページをデジマグラフ、mottoの本村さんやエンジニアの藤村さんに制作いただいき、その運営がはじまり、ホームページを通してコロナ禍の壁も乗り越えたり、たくさんの方がいつもの突拍子もない企画に賛同くださりました。
そんな中に、全国各地のノミネートされているプロジェクトはどれもすばらしく魅力的な内容の中、選出くださった上に、受賞させていただき、審査員の皆様(写真左から東洋大学国際学部国際地域学科の沼尾波子教授/修士(経済学)タレントの大桃美代子さん)、担当くださった共同通信社の隈様(共同通信社編集局 企画委員 兼論説委員)、推薦くださった長崎新聞、東彼杵支局長の六倉さん、日頃よりご支援くださっている皆様には、なんと言葉にしたらいいのかわからないほど感謝の念でいっぱいです。(上記、写真は昨年、審査していただいた時に撮影したものです)
私たちのプロジェクトは、ちいさなことを積み重ねることであり、あまり派手ではありませんが、じっくりと時間のかかるものであり、やっと土を肥した頃だと思います。これから種を蒔き、水を撒き、また土を耕し、水を撒き。と地道にそして、些細なことにも真心を尽くし取り組んでいきます。
これからが、やっとはじまりの合図です。これからもまたもや、かきまわしてしまい、たくさんの方にご迷惑をかけてしまうと思いますが、どうぞ大目に見てお付き合いくださいませ。
めちゃくちゃ固い御礼文書ですが、普段からはなかなか舞台上でご紹介できていないみなさんもいらっしゃいまして、特に一番の立役者である、役場の皆さん。特に当時、私たちの信用信頼もなく、何をしでかすかわからないような若者の声に耳を傾けてくださり米倉庫の取り壊し交渉にご賛同くださり何回も諫早の農協本所に一緒に足を運んでくださった当時のまちづくり課長の高月さんはじめ、歴代の松山課長、現岡田課長にはめいいっぱい迷惑をかけ、めいいっぱい支援していただいております。また、その声にさらに応援くださった当時のJA東そのぎ支店の高村支店長や農協本所のみなさん。良かったことも悪かったことも、迷惑かけてしまったことも、悩ませてしまったことも。罵り合ったり喧嘩したことも。苦しかったことも楽しかったことも。全てをひっくるめて、ここには語り尽くせないほどの、これまでのプロジェクト経緯と関わってくださった皆様がいらっしゃるからこそであるからです。
「Sorrisoriso 千綿第三瀬戸米倉庫」誕生秘話はこちらをご覧ください。
そして、いちばんのいちばんの「ありがとうございます」をお伝えしたいのは、0から1をつくりだす時、先の見えない中に一緒に立ち上がってくれた初期SorrisoメンバーであるTsubamecoffeeの北川真由美さん、Gonuts Antique & Supplyの沖永雅功さん、tatetoの中島陽介さん、当時の会長の藤澤恭匡さんです。そして、はじめたばかりのパッチワークプロジェクト(おためし出店のこと)に声をあげてくれた「千綿食堂」と「海月食堂」のみなさんと同時期に同じくプロジェクトを立ち上げられご一緒に同じ景色を見てきた「Tsunagusonogiteafarmes(現Forthees 」の福田新也代表はじめ6人の若手生産農家の皆さん。
はい。まさしく「みなさんのおかげです」なんです。本当に。実は、あーだこーだと喧嘩しながらも「くじらの髭」や「ひとこともの公社」のフレーズを作ってくれたのは千綿食堂の湯下龍之介さんです。その後、移住してきた前野ご夫妻が「ちわたや」を開業くださったり、2017年店舗を持たない「ミドリブ」が誕生したり、2019年、宮副玲長奈シェフが「Littleleo」を移住出店くださったり、いちばん嬉しかったのは、この町の出身の若者がこの町で起業されたこと。一つは粒ちゃんでお馴染み、粒崎弘志さんの「和洋創作料理店 多々樂 tatara」とそして同時期に千綿で開業された小玉一花さんのセレクト雑貨店「きょうりゅうと宇宙」おいしい「食」や「楽しみ」で地域の方や地域に来てくださる皆様をおもてなししやすくなったり、そして同年2019年には斎藤夫妻がゲストハウス「さいとう宿場」を開業され、関係人口や交流人口を迎える体制もできました。たくさんのお店ができたことでこの町の魅力も増えました。
すべての「みせ」や「ひと」をご紹介したいところですが、語り尽くせないのでリンクをご確認ください。ちいさなプロジェクトの蓄積があらゆる地域課題や社会課題の解決の糸口のヒントになってきていると思っています。
一言では伝えきれない気持ちが溢れておりまして、いつもの長文になってしまったことをお許しください。
下記、写真は2015年8月。真っ暗闇の倉庫の中に何十年ぶりかに光が差し込んだベース工事現場(プラザハウス様施工)
このプロジェクトでお話をさせていただく機会をいただいた際に、いつもお話ししておりますが、テーマはできる人が、できることを、できるときにする。であり、したい人が、したいことを、したいときにすると言い換え、「want論」ということを提唱しています。誰かに言われてしなければならないことであれば、私はしないほうがいいと思います。自分がしたいことをこれからもみなさんにはこの町で実現してもらう。そんなお手伝いができたらと思っております。
引き続き未熟者ばかりかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
一般社団法人 東彼杵ひとこともの公社 森 一峻 メンバー一同。
各メディア掲載情報
全国各地のニュースにしていただき心より感謝申し上げます。
長崎新聞
Yahoo!ニュース
47NEWS
docomoニュース
gooニュース
ORICON NEWS
Up Date
NEWS Collect
M3ニュース
*今回の地域再生大賞の大賞を受賞された佐賀県の佐賀未来創造基金も非常に興味深く同じ九州で上位に入賞させていただき光栄です。
佐賀Live
※一般社団法人 東彼杵ひとこともの公社の会員入会も、もちろん継続して取り組んでおります。ゆるふわな会で、巻き込み事故にあうかもしれませんが、それでも一緒にやってみたいという方、どうぞお気軽にお問い合わせお待ちしております。